こちらは、北陸支店 軌道課 福井軌道作業所です。
当作業所では、現在開業中の北陸新幹線 金沢駅以西となる金沢~敦賀間の
新幹線線路延伸工事のうち、福井工区とあわら工区の軌道新設を行います。


●北陸新幹線について
東京駅20番~23番ホームより上越新幹線との共用線路を走行し、
群馬県高崎市にて、高速分岐器(38番分岐器/日本に2箇所しかないうちの1つ)を介して
北陸新幹線線路に入り、長野県、新潟県、富山県を経て金沢市に至る新幹線です。
このため、北陸新幹線の工事キロ程は高崎起点が0k、金沢駅が345k430mと
されています。




今回、当社が施工する工区は、令和4年度末までの金沢~敦賀間 開業をめざし、
発注された延伸工事8工区のうち2工区となります。
平成27年の金沢以東開業に伴う関東方面からの観光客増加等の好影響もあり、
今回の延伸工事についても、地元経済界を中心に早期開通に向けた環境整備について
新聞紙上で活発に報じられています。





【工事概要①】
 工事件名  北陸新幹線、福井軌道敷設他
 発注者   独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構 大阪支社
 工事場所  福井県福井市及び坂井市  工事キロ程412k034m~426k485m
 工期    令和元年5月27日~令和4年12月26日
 主要工種  工事用軌道              27,973m
       スラブ敷設              27,431m
       CAモルタル注入(A)(B)(圧送) 28,239m
       レール敷設              28,226.6m
       設定替(緊張器)           28,226.6m






【工事概要②】
 工事件名  北陸新幹線、あわら軌道敷設他
 発注者   独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構 大阪支社
 工事場所  福井県芦原市及び坂井市  工事キロ程396K719m~412K034m
 工期    令和元年9月6日~令和5年1月5日
 主要工種  工事用仮軌道(A)(B)(C)    30,382.2m
       スラブ敷設(A)(B)        30,625.5m
       CAモルタル注入(A)(B)(圧送) 30,625.5m
       レール敷設(A)(B)        30,627.5m
       設定替(緊張器)           24,076.3m






【施工状況】
福井軌道敷設工事を始めるにあたり、主軌道基地となる福井軌道基地を造成し、
高架下及び高架上レール貯積台設置、門型クレーン設置、25mレール取卸し、
高架上げ貯積を行いました。
並行して他社により、溶接による200mロングレール化が進められています。

福井基地造成中


造成後高架下レール貯積台設置


高架上貯積台設置及び門型クレーン設置


レール取卸し


レール吊上げ




福井軌道敷設工事については、4月初旬に仮軌道レール延伸を開始し、
あわら軌道敷設工事については、4月より軌道基地となる指中地区で造成を開始します。


今後も安全第一で施工していきます。