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こちらは名古屋支店 畜産総合センター種鶏場整備建設工事作業所です。
現在の種鶏場の老朽化による移転工事として計画された当工事は、
令和3年10月より着手し、令和5年3月の竣工を目前に控え現場は
最終の仕上げ段階を迎えています。


昨年10月に続き、2回目の紹介となる今回は現場の様子や
工事の進捗状況をお届けします。 


完成イメージ



令和4年10月、内部の飼育設備工事が始まって2カ月、鶏舎内部の完成形が見えてきました。







令和4年11月、すべての鶏舎建築工事が終わり、電気設備・飼養設備工事の
ラストスパートに入ります。






29棟の建物があるため、各棟の仕上げ確認や検査をする回数は多いですが、
検査で不備がないよう、入念に確認を行いました。


令和4年12月、年末に受電が完了しました。ここから各建物へ順番に送電していきます。






12月に入り、冷え込む日には水道が凍結して午前中は使用できない日もありましたが、
常に予備タンクに水を貯め、工事用水を確保していました。


多い日では10台を超えるクレーンなどの重機が各所で稼働し、その他工事車両が30台以上
搬入出する中、作業場所や搬入出ルートを打合せして、作業が円滑に進むように周知・調整を
繰り返し行いました。高速道路から見える現場が日々仕上がっていくのが分かり、
達成感を感じます。


工期も残り僅かとなり、令和5年3月には竣工を迎える予定です。
最後まで気を引き締めて、安全第一で工事を進めてまいります。


次回は、竣工し完成した施設の情報をお届けします。

現場リポート:

こちらは名古屋支店 畜産総合センター種鶏場整備建設工事作業所です。
当工事は、現在の種鶏場(安城市)の老朽化による移転工事として計画されました。


令和4年10月現在、工事着工から10か月程が経過し、計画されている建築物が次々と
立ち並び工事も佳境に入りました。これまでの振り返りも含めて、今後、現場の進捗状況や
エピソードなどレポートしていきますので、よろしくお願いします。


この種鶏場は「地鶏の王様」と呼ばれるブランド地鶏「名古屋コーチン」を供給する
全国唯一の増殖機関で、今回の移転に伴い年間出荷羽数を現在の100万羽から200万羽へと
増産可能にする供給機能と防疫体制の強化を行います。
施設は畜産鶏舎17棟、管理施設2棟、付属棟10棟からなり、畜産設備が多く設置
されているため、建物建設とともに飼養設備の機能・作業性を考慮した配置となっています。


【工事概要】
工事件名:畜産総合センター種鶏場整備建設工事
工期  :令和3年10月21日~令和5年3月15日
工事場所:愛知県小牧市大字大草地内
発注者 :愛知県農業水産局畜産課
区分  :JV親(名工建設70%、大清30%)

用途  :畜産鶏舎・事務所
構造  :鉄骨造、鉄筋コンクリート造
階数  :2階建、平屋建
建築面積:9,763.9㎡
延床面積:10,075.21㎡


完成イメージ


令和3年12月 準備工を終え基礎工事が始まり、本格的な着工直後の場内の様子です。
写真上側は中央自動車道です。また近くに住宅地もなく、施工初期段階では、
水・電気・電話等のライフラインの整備にとても苦労しました。



 


令和4年3月 基礎工事に加え、鉄骨工事が始まりました。



 


令和4年8月 鶏舎の屋根・内部工事が始まり、工事も折り返し地点です。





 
令和4年9月 建物の建設に加え、外構工事も始まりました。



 


敷地面積が広いため、写真からは作業を行う上で、施工しやすいように感じられますが、
敷地全体に建物が建つため、これから工事の終盤にかけて作業場所の確保はもとより
工事関係者用の駐車場の確保も難しい状況になります。


地元関係者様への配慮を常に心掛け、安全第一で工事を進めてまいります。

現場リポート:

こちらは、名古屋支店 教育館移転改築工事作業所です。

昨年3月より施工しておりました「教育館移転改築工事」が
今年6月末に無事に竣工を迎えました。

これまで、計3回にわたり工事進捗や施工BIM、けんせつ小町などの活動も
併せて紹介してきましたが、今回は竣工写真をご覧いただき、
最終回とさせていただきます。


ここで、改めて工事概要を紹介します。


【工事概要】
工事件名:教育館移転改築工事
工  期:2018年3月7日~2019年6月28日
工事場所:愛知県名古屋市東区泉一丁目地内
発 注 者 :名古屋市
区  分:JV(名工建設70%・栄興建設30%)
用  途:教育施設        構  造:S造
階  数:地上8階        敷地面積:932.73㎡
建築面積:785.95㎡     延床面積:6019.47㎡


当工事は、名古屋市中区錦三丁目にある現教育館が、昭和37年の建築以来56年を経過し、
老朽化や耐震性能が十分でないことから、東区泉一丁目に移転改築するものでありました。




【竣工写真紹介】
正面外観




エントランス




ホール




2階ホール




グローバル・エデュケーション・センター




2階展示コーナー




3階第一研修室





令和元年7月29日(月)には開館に伴い、記念式典が開催され、
名古屋市副市長 広沢 一郎様にもご挨拶をいただきました。


当施設は、名古屋市における幼児教育の振興を図るための研究・研修の拠点として
国際社会の中で活躍する児童生徒の育成をめざし、また豊かな語学力やコミュニケーション能力、
異文化理解の精神などを高める教育を実現する等が期待されています。

移転・改築された当施設での教育・研究・研修などを通じ
1人でも多くの人材が世界で活躍することを期待しています。


最後になりますが、工事期間中、全4回の掲載をご覧いただいた皆さま
ありがとうございました。


作業所一同より、厚く御礼申し上げます。

現場リポート:

こちらは、名古屋支店 教育館移転改築工事作業所です。

昨年12月、今年2月に続き3回目の紹介となる今回は、
当現場にて活躍する「けんせつ小町」についてご紹介します。



「けんせつ小町」とは、建設業で働くすべての女性の愛称です。
この制度は、当社が会員となっている一般社団法人 日本建設業連合会にて
多数の女性が施工に従事又は、女性が中心となって施工を担う工事チームを登録、
活躍状況をホームページで紹介し、建設業のイメージアップを推進する取り組みです。

当社においても、女性現場勤務者が活躍できる環境の整備に取り組んでおり
現在、建築工事の2現場、土木工事の4現場を登録、
当現場も、「IZUMI小町(No.220)」として登録されています。





次に、当現場の活動内容について紹介していきます。


実際に当現場で勤務する女性の声を中心に、
さらなる現場環境の改善を図るため定期的にけんせつ小町WGを開催しています。





女性用の休憩室やトイレ等、働きやすい環境の整備に取り組んでいます。







現場には、けんせつ小町の取り組みをPRする垂れ幕や看板を設置しています。







昨年12月には、当現場で勤務する女性がPRのためCBCラジオにも出演しました。





また、他の女性社員を招いて現場見学会を実施し、さらなる環境の改善に努めています。






この4月からは、新入社員の女性も新たに配属され、日々業務に取り組んでいます。








工期も残り僅かではありますが、発注者の期待に応えるのはもちろん、
利用者が快適に過ごせる施設を精一杯創りあげられるよう努めていきたいと思います。

現場リポート:

こちらは、名古屋支店 教育館移転改築工事作業所です。
昨年12月に続き、当工事の内容をご紹介いたします。




今回は、“施工BIM”を使用した取り組みについてご紹介いたします。

まず“BIM”とは、「Building Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)」の略であり、
三次元の建物デジタルモデルをベースとして設計・施工から維持管理まで、あらゆるフェーズで
情報活用を行う新しいワークフローのことです。
その中で、今回ご紹介する施工BIMとは、施工段階でモデルを作製して取り組むBIMのことです。


当現場は、交通量の多い道路や高速道路に近接した作業が多いこと等から質の高い計画性が
求められました。
そこで、施工計画の効率化とICT(情報通信技術)強化のため、施工BIMを導入して
「施工計画の見える化」を行い、施工性や安全性をあらゆる角度から迅速に検討することで、
建築生産性向上の一助となっています。




<施工BIMを使用した取り組み>

①安全な施工計画
例:(鉄骨工事シミュレーション)
従来の鉄骨工事の安全性検討ではクレーンを選定する際に、
設置位置を決めて作業半径を出し、鉄骨と干渉しないようブームの長さや角度を決め、
性能表を見ながら2D検討図を作成していました。

BIMを使用しての3D検討では、さまざまな仕様がプログラミングされたクレーンモデルを
何通りも置き換えて検討することが可能であるため、安全率を考慮したクレーンの選定が
できます。




鉄骨とクレーンの離隔についても、2Dでは困難な角度でも3Dでは容易に確認ができ、
ブームのたわみも細かく考慮することで、安全性の検証などが可能となりました。





また、3Dに時間軸をプラスした4D施工ステップも作成し、プロジェクト関係者の打合せや安全教育に活用しています。








②具体的な安全指示
各社員に配布されているタブレット端末に3Dのデジタル模型を入れ、
現場での安全指示に活用しています。




例えば、その日の完成形のイメージを見える化し、作業手順の相互確認と要注意箇所を
ピンポイントで示すことで、作業員との意思疎通や理解度の向上に繋がっています。





③感受性を高めた安全教育・指導
現場では社員間や協力会社・別途業者と3Dを取り入れた施工打合せや朝礼を行っています。
各段階を見える化した具体的な打合せ、安全指示を行うことで関係者全員の注意力を引き付け、
一体となって考え、リスクの芽に気づきを得ようとする心構えを高めています。





次回は、「けんせつ小町工事チーム」(日本建設業連合会No.220「IZUMI小町」)としての
活動についてご報告いたします。




( 2月22日現在 現場全景 )

現場リポート:
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