こちらは、北陸支店 軌道課 福井軌道作業所です。
当作業所では現在開業中の北陸新幹線以西となる金沢~敦賀間の
新幹線線路延伸工事のうち、福井工区とあわら工区の軌道新設を行っています。


昨年2月より3回にわたり両工区の状況についてお伝えしてきましたが
第4弾となる今回は、初めての冬季を乗り越えた現場の様子および
現在の進捗状況についてご紹介いたします。



両工区の位置する福井県福井市および芦原市では
以前と比べ平均降雪量が少なくなっているとのことですが
それでも何度か雪国の洗礼を浴び、施工においても影響を受けました。

特に、本年1月に東海北陸自動車道や北陸自動車道等にて大規模な車の立ち往生の被害を
発生させた豪雪の際には福井工区においても80cm程度の積雪があり、除雪作業や敷設した
レールの状況確認作業等を行いました。




降雪時の福井工区




レールの状況確認





【福井工区 進捗状況】
福井県福井市および坂井市にて約14 kmの軌道新設を行う福井工区においては
現在他社にて施工中の福井駅部ホーム区間へのロングレールの送り出しを行ったのち
丸岡春江地区にてスラブ敷設のほかスラブの下に弾性をもたらすためのCAM
(セメントアスファルトモルタル)注入作業を行っています。




ロングレール送り出し作業




レール締結作業




【あわら工区 進捗状況】
福井県芦原市および坂井市にて約15 kmの軌道新設を行うあわら工区においては
指中地区施工を終え、伊井地区での施工へと移行しました。
これに伴い、昨年12月よりあわら基地部(伊井地区)を整備し、現在は
基地部軌道スラブ敷設やCAM注入、福井方へ仮軌道敷設を実施しています。




あわら軌道基地整備




あわら軌道基地素材レール貯積



 
あわら軌道基地高架上レール貯積



冬季を乗り越え、日に日に暑さが増す季節となりますが、
今後も安全第一で施工していきます。