2017/07/07 ジャカルタ・地下鉄プロジェクトについて
海外プロジェクト、インドネシア初の地下鉄工事、「ジャカルタ都市高速鉄道南北線(15.7km)」の軌道工事において当社社員が活躍中です。
本格的に軌道工事が開始される前に現地軌道工事を行う技術者の育成及び現地作業員の教育・訓練を実施しました。
現在、4名の技術指導スタッフが日本の鉄道技術を駆使して安全で快適な線路の完成を目指して奮闘中です。現在は、デポと言われる車両基地の施工と高架及び地下区間のレール搬入を実施しています。
〇訓練風景
線路の軌きょう組立、マクラギを配列し、レールと締結、線路の高さ・通り調整の方法をレクチャーしています。


〇デポ(車両基地)区間の風景
レールとマクラギ、道床バラスト(砕石)を搬入しています。今後、線路を建設していきます。



〇地下区間の風景
高架と地下の境目から地下部のレールを搬入しています。ジャカルタでは渋滞が日常的に発生するため、交通量の少ない夜間にレール搬入をしています。







軌道基地からウニモグという軌陸車を使用しスラブ運搬を行い、下り線金沢方から順次スラブ敷設車を使用し、敷設作業を行っています。スラブ板の重量は1枚約5tあります。敷設後は、高低・通り調整をミリ単位で行い、路盤とスラブの隙間にセメントアスファルトモルタルを注入しています。注入作業は、移動プラント車にて行います。それぞれ1日約200mづつ施工しています。24年8月頃までこの作業を継続し、少しずつではありますが、スラブ軌道が完成して行きます。


