東日本大震災から今年で5年経過しました。5年経った現在でもまだまだ震災のつめあとは残っています。
当社として今年で2回目となる福島県南相馬市での植樹ボランティアに本店から6名、東京支店から4名の計10名で参加しました。

 3月27日(日)植樹祭当日、朝から晴天に恵まれました。
植樹祭会場は福島県南相馬市原町区萱浜地区で行われ、約2,000人が参加しました。



 会場に到着し、まず確認できたのが昨年、私たちが初めてこの植樹に参加して、植えた木々が順調に生育している状況でした。暖冬の影響もあるのか、例年であればこの時期には葉が茶色くなるようですが、今年は青々と繁っています。



 植樹祭は、津波被害で出た瓦礫を利用したマウンドに土地本来の樹木で、深く根を張り津波にも倒れにくいシイ・タブ・カシ類など計16種2万本の苗木を植え、津波から「いのちを守る防災林」を築き、震災の記憶を後世に伝えるとともに、将来、南相馬市を守る「鎮魂の森」とする活動です。今年も1本1本願いを込めて植えさせていただきました。











また、植樹がおわり、帰路の途中、海岸沿いの小学校を見つけました。海岸線に近いこの小学校は高さ10mの大津波の直撃を受けたようです。校舎は躯体のみ原型をとどめておりましたが、もはや学校として機能はすべて失われていました。その津波の破壊力に一同言葉を失い、ただ目の前にある受け入れがたい光景をみつめるばかりでした。後に教職員、保護者の的確で冷静な判断で屋上の屋根裏倉庫で寒さと孤立から、一晩を過ごし59名の児童は全員無事であったことを後に知りました。この山元町立中浜小学校は震災遺構とすることが決まっているそうです。私たちは改めて東北被災地の一日も早い復興をお祈りするとともに、一助となれるよう、微力ながら努力していくことを誓いました。


(校舎右側青表示は津波到達地点)



当社として、今後も継続的に植樹活動以外でも被災地の復興に市民の皆さんのこころの復興に継続的に何らかのかたちで関わっていきたいと考えています。